旧相馬家住宅つれづれ
オーナーより2025年のごあいさつ

早いもので、1月も下旬になろうとしています。
函館は雪が積もったり、雨ですっかりとけたりと、
例年にない様相です。
さて、ご挨拶が遅くなりましたが、
2025年も旧相馬家住宅をどうぞよろしくお願いいたします。
皆様にとって素晴らしい1年になりますよう、祈念しております。
【2024年の相馬家住宅のふりかえり】
8月1日
函館港の花火大会に、柊の会(旧相馬家住宅保存会)主催の鑑賞会を開催
道内、本州から30数名が参加されました
7月19日
事業継承予定のオーナー長女が、くも膜下出血で入院
現在も入院中で、修復・運営事業への復帰は困難
8月
オーナーが3週間入院
【2024年の修復保存維持活動について】
今年度、谷内幸子様はじめ20数名のかたから柊の会に、
130万円強の修復支援金をお寄せいただいております。
前からの持ち越し金と合わせて、
囲炉裏の間床落ち修復678,250円
裏玄関外部柱修復310,000円
1階3代目哲平居室南西廊下雨戸覆い修復176,000円
主座敷床の間並び違い棚壁修復1,012,000円、
合計220万円近くの工事を柊の会で行いました。
最後に、
オーナーである私の高齢化と娘の現場復帰不可能により、
永続的に旧相馬家住宅の運営は無理な状態になりました。
最近、函館の特に西部地区の古い建物を利用して
街の活性化を図る若い人たちグループ動きが活発になってきました。
函館が真に日本を代表する観光地に代わって行く今年は、
その大いなる変化のスタートになるでしょう。
街が変わろうとしています。
そういう若い人たちの動きにエールを送り、
旧相馬家住宅も大きな変化を迎える年になりそうです。
2025年度の開館は、例年どおり4月1日と考えていますが、
運営についての詳細は、
またあらためてお知らせさせていただきます。
旧相馬家住宅オーナー 東出伸司