函館の大恩人である相馬家住宅の
解体阻止のために購入
初代 相馬哲平は、函館の経済、医療、教育、文化に多大な恩恵を与えた人物です。
バブル以降、函館の古民家は次々に取り壊され、ついに平成20(2008)年、相馬家の住宅も競売にかけられ解体の危機に。
現オーナーである東出は、解体回避ために市に掛け合ってみましたが事態は好転しません。
見納めに邸宅内を見せてもらうと、良質な建材を使用した廊下、床、柱には大きな損傷はなく、さらに素晴らしい意匠を凝らした欄間を見つけます。函館の大恩人の邸宅というだけでなく、資産価値が高いと判断した東出は、いずれ歴史に造詣の深い高所得者に売却できる可能性も兼ねて、解体阻止を目的に平成21(2009)年に購入へと至りました。