お知らせ

初公開 相馬家ゆかりの仏壇

2021年4月20日

1年半ぶりの開館に伴い、14年ぶりに旧相馬家住宅内に戻った相馬哲平ゆかりの仏壇を初公開しております。

仏壇の大きさは、縦 180cm、横 160cm、奥行き 110cm で、仏具店店長もこんなに大きな仏壇は見たことがないと語る圧巻のスケールです。大型仏壇向けの三方開きの扉や、金箔の上から漆を塗る「白檀塗り」の仕上げなど、技巧がこらされ、 工芸品としても大変価値のある仏壇です。

旧相馬家住宅が建設された1908年(明治41年)頃、曹洞宗の大本山である永平寺が提供したと伝えられていますが、その後2007年頃に当時住んでいた相馬家の家族の引っ越しの際、祖先供養のために建物から持ち出されていたものが、14年ぶりに戻ってきました。

この仏壇のスケールからも相馬哲平の功績を改めて感じ取って頂けることと思います。

(北海道新聞に掲載されました)